こんにちは!たにしマン(@millionworkout)です!
読書記録といっても、本の内容全体をレビューするというよりは、個人的に響いた部分にしぼって記録していきます。
10年で世界は大きく変わる可能性があるということが、様々な角度から説明されてます。
特に印象に残った部分について記録しておきます。
人工肉
数年 も すれ ば 人類 は 動物界 で 初めて、 他 の 動物 に 一切 危害 を 加え ず に その タンパク質 を 摂取 する 種 に なる だろ う。
ピーター・ディアマンディス; スティーブン・コトラー. 2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ (NewsPicksパブリッシング) (Kindle の位置No.4630-4631). 株式会社ニューズピックス. Kindle 版.
日本の人口はどんどん減っていますが、世界の人口はいまだ増え続けています。
そこで問題になるのが、食糧不足です。
人間(特にトレーニー)のタンパク源は家畜です。ただ、家畜を育てるのには大量の飼料と水と土地と労働力が必要です。
人口が増えるとたんぱく質をまかないきれなくなるようです。
そこで、新たなテクノロジーの出番です。生きた牛や豚や鶏から採取した幹細胞を培養して肉を作ってしまおうというのです。
人工肉というと安全性に疑問がわきます。
ただ、個体レベルではなく、細胞レベルで「育てる」と考えれば自然っぽい気もします。
そもそも家畜というのも明らかに人工的で自然とは程遠いシステムなので、慣れの問題かもしれません。
もちろん、細胞を育てて作る人工肉の安全性については、時間をかけて見極める必要があります。それでもかなり期待できる技術のように感じました。
脳の共有
通常 の 脳 を ベース と する 個人 の 意識 から、 クラウドベース の 集団意識 への 移行 だ。
ピーター・ディアマンディス; スティーブン・コトラー. 2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ (NewsPicksパブリッシング) (Kindle の位置No.5681-5683). 株式会社ニューズピックス. Kindle 版.
こちらはもっと想像力を働かせて考える必要がありそうな未来図です。
人間の脳みそをインターネットでつなぐというのです。
パソコンやスマホからアップロードしなくても、考えただけで知識が共有できるということです。
ググるように人の脳みそから知識を得ることができるようになります。
これを実現するためには、倫理的な部分で高いハードルがあることは間違いありません。
ただ、実現すれば知識詰込み型の教育は一切不要になります。なぜなら、世界中の人間の脳みそを自分の脳みそとして使えるからです。
自分では直接見たり聞いたりしていないことが、自分の経験として理解できるようになるのです。
英語も勉強しなくてよくなります。勉強していないのになぜか話せる状態になるからです。
むしろ、脳みそがつながった人間同士であれば、話す必要すらないのかもしれません。
こう考えると、「人間とは何か」「自分とは何か」といった哲学的問いがますます重要になってきそうですね。
以上です。
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