こんにちは!たにしマン(@millionworkout)です!
老化はあらがえないものではなく、治療できる病気だという内容です。
特に印象に残った部分について記録しておきます。
細胞をリセットする
バイオテクノロジー は 急速 に 進歩 し て いる。 細胞 を リセット する 遺伝子 の 操作 方法 が 向上 し て いけ ば、 ウイルス など なし に ただ 薬 を 1 か月 飲め ば いい だけに なる かも しれ ない。
デビッド・A・シンクレア; マシュー・D・ラプラント. LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界 (Kindle の位置No.5552-5554). 東洋経済新報社. Kindle 版.
老化の原因は、細胞が分裂をやめて機能停止することにあるそうです。
よって、遺伝子レベルで細胞をリセットすることができれば、老化した細胞を若返らせることができるということです。
そして、その技術は「実現可能かどうか」の議論は終わっていて、「いつ実現できるか」というのが論点になっているようです。
つまり、老化を治せる時代が来るのは確実です。
これだけ聞くとかなり不健康な感じがしますが、感情的な問題は時間が解決するのかもしれません。
また、もう少し健康的な話も書かれています。
たとえば、高強度インターバルトレーニングやカロリー制限を行うことで、細胞の老化を食い止めることができます。
技術開発は研究者に任せておいて、とりあえず自分のできる方法で健康を維持しておくのがいいですね。
未来が自分事になる
これ こそ が 世界 最大 の 問題 だ。 未来 を 他人事 だ と 思っ て いる ので ある。
デビッド・A・シンクレア; マシュー・D・ラプラント. LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界 (Kindle の位置No.9130-9131). 東洋経済新報社. Kindle 版.
バイオテクノロジーの発展によって、寿命が延びる、もしくは不老不死になったとしたら何が起こるでしょうか。
そのことについてもいろいろと検討されています。
印象に残った項目としては、「未来が自分事になる」という部分です。
残り10年くらいしか生きられない政治家がどうして子供たちのために働けるでしょうか。
この問題は常に叫ばれてきました。
建前ではもっともらしいことを言っても結局は他人事ではないかと。
ただ、この構造が大きく変わるかもしれません。
これまでの経験や知識を生かして自分事として未来を考える必要がでてくるからです。
そうすれば、利害関係が一致するので年齢間の対立は避けられるようになります。
「今だけ良ければそれでいい」とは考えられなくなりますね。
ただ、訳の分からない独裁者が一向にこの世から退場しないという恐ろしい事態になる可能性も否定できませんが。。。
老化に対処できるようになると、人間の在り方そのものが大きく変わります。
そんな未来を想像しながら、いろいろなことを考えてみるのも楽しいです。
まだ読まれていない方は、たぶん読んだ方が良いです。
以上です。
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