大切なことは全て筋トレが教えてくれた #6|食事の目的

大切なことは全て筋トレが教えてくれた #6 大切なことは全て筋トレが教えてくれた

25歳サラリーマンの田螺マンです。社会人3年目、筋トレ歴10年目の私が今もっとも大切にしているもの。それは、筋トレ、、、ではありません。もちろん仕事でもありません。大切にしているもの、それは信頼と健康と資産です。

筋トレも仕事も目的ではなく手段です。しかし、信頼と健康と資産を手に入れるために必要なことは、全て筋トレで筋肉を成長させるプロセスに含まれています。

前回は日ごろから健康にきをつけましょうという話でしたが、今回は健康の中でも食事の話です。

食事の目的

なんでご飯食べてるの?

健康を考えたときに食事に気を使うことは必須です。

もともとなぜ人間は食事をするのか。それは他の生物と同様に、生きるための栄養を体内に取り込むためです。

その上で、人間はコミュニケーションの場、あるいは日々の楽しみとしても食事を活用してきたわけです。

ここまでは当たり前ですが、私が言いたいことは、二次的な目的のために本来必要ないものを過剰に摂っていませんかという事です。

人間は特別だと思っていませんか。

自分は自然から分離しているのではなく、自然と一体なのだ、という覚醒である。(中略)他の生命を含めた大自然の中で、真実で慎ましい場所を見つけようとしている。人生と自然との関係が立ち直ると、多くの人は自分が必要だと思っていた所有物に振り回されない簡素な生活を送るようになる。そのうちに、自分が豊かなのは何かを所有しているからではなく、自分の魂を育んでくれるさまざまな「つながり」があるからなのだ、ということを理解できるようになる。

『ティール組織』.フレデリック・ラルー.英治出版.2018年.

豪邸に住んで高級レストランでご飯を食べる生活。それは自分ではなく世間の期待に応えている生活です。そして、物やカネで自分の周りを固めることは自分自身の中身が空っぽであることを必死で隠そうとする行為です。言い換えれば、エゴを失うことが怖くて仕方ないのです。

それよりも、自然に、自分らしく、自分が本当に求める人生を選ぶのはどうでしょう。私は、6畳ほどの和室のちゃぶ台でご飯に納豆、味噌汁、豆腐、卵焼きのある朝を過ごすことに憧れます。

健康的で美しい体は自尊心をもたらし、広い心で他人と接することができるようになるのではないでしょうか。これはある意味矛盾しているかも知れませんが、そういう人に人は集まり、信頼と富を得られるのだと思います。

周りばかり気にしていないで自分自身を見つめてみる

これが最も幸せではないでしょうか。お金を求めずとも自然にお金が集まり、それでも自分自身そのものに満足しているため、お金への執着がない状態。

まずはその場の感情に流されず自分が本当に必要としているもののための行動を選択する。お菓子ではなく鮭おにぎりを食べたるとか、そういう一つひとつの積み重ねが主体的な習慣につながります。

そうやって初めて本当の自分は自分自身に何を求めいてるのか。別の言い方をすると、人生は私に何を求めているのか。そういうことが分かってくるかもしれません。

他人から認められること、成功、富、帰属意識は快楽的な体験であり、エゴを充実させる甘酸っぱい「わな」ととらえている。そのため、それ以前の段階とは対照的に、優先順位が入れ替わる。良い人生を送るためには他人からの評価や成功、富、帰属意識を求めず、充実した人生を送るように努める。他人から認められることや成功、富、愛は結果にすぎない。

『ティール組織』.フレデリック・ラルー.英治出版.2018年.

何をもっているか、どんな高級料理を食べたか。そんなことはどうでも良いのです。自分の内面を磨き、本当の自分は何を望んでいるのかを知ろうとすることが人生そのものです。

その場の一時的な感情、欲求に流されて糖と脂質を過剰に摂取する行為は、長い目で見て健康を害するだけでなく、自分を律することのできない人間として知らず知らずのうちに自尊心が傷ついていってしまいます。

人は食べたもので、できている

食事は生きることそのものです。だから自分が何を食べているかくらいは意識した方がいいと思うわけです。何を食べているか。それはカレーライスやハンバーグというレベルではなく、タンパク質なのか炭水化物なのか脂質なのかということです。

今日何を食べるか考えるのが楽しいとか、ほかに楽しいことが無いんだからご飯くらい自由に食べたいという気持ち。わかります。ただ、折角何を食べるか考えた結果、体に悪いものを選ぶのはどうかと思います。

私は大学生の間、アプリで食事を管理していました。カロリーと栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質)です。自分が何を食べたか。自分は何でできているか。大自然が作り上げた人間の体を美しく保つことは自然と調和することだと思います。人間は人工物でない。そして取り替えがきかない。このことを忘れずに自分自身の体と食事を見つめなおしてみてください。

では何を食べればいいか。それは自分の食べたい物です。言っていることが訳わからないと思うかもしれません。食べたくないものを嫌々食べろと言っているのではありません。健康的なものを食べたいものにする。つまり意識を変えましょうということです。

言い訳なんてしていいわけ?

あなたはご自分の恐れに対処できるはずだ。犠牲者になることを選択するのなら、それはあなたが自信が選択したことなのです。そしてそれは恐らくほかにどう振る舞えばよいかをあなたが知らないからであって、誰かほかの人から迫害されて犠牲者になったわけではない。自分が選んだパターンの中にとどまることをあなた自身が選んでいるのだ。

『ティール組織』.フレデリック・ラルー.英治出版.2018年.

「変化」するとき、大変なのは当たり前。しかし、変化を乗り越えられれば新しい自分が見えてきます。

例えば、仕事でもそうです。辛いと感じながらもみんながやりたがらない仕事を(やらされるのではなく)自ら進んでやることで周囲からの信頼を得ることができ、気がついたらすごく働きやすくなる。

それと同じように、自分で進んで健康的なものを食べているうちに、それが美味しくて食べたいものに変わります。本当です。今私がこの瞬間食べたいものはマグロの赤身と豆腐とラム肉です。ほらね。

いい習慣を身につける練習。筋トレ。

目先の結果を求めすぎていませんか。

目先の誘惑に流されてしまう。この病気は筋トレをすれば治ります。すぐお金持ちになりたいとか、すぐ痩せたいとか、今美味しいものを食べたいとか。これらの感情に流される症状は多くの人が患っている病気のせいで、これは負の習慣として慢性化していると思われます。

少しくらいならお菓子を食べてもいいか、少しくらいなら時間に遅れてもいいか、少しくらいならスピード超過してもいいか。少しくらいなら、少しくらいなら。気がつくと悪い習慣が身についていて、病気から抜け出せなくなります。しかも、本人はそのことに気がついていません。

「ピンチはチャンス」はガチ

しかし、悪い習慣から抜け出す決定的なチャンスが訪れるはずです。それは失敗や挫折です。悪い習慣を続けていれば必ず自分に返ってきます。普通の人間は失敗のストレスでさらに悪い習慣を加速させてしまう傾向が強いです。一方、筋トレで精神的にも肉体的にも美しい状態にあるトレーニーは違います。失敗により自らの悪い習慣に気がつき、それを変えることができるのです。

なぜか。それは、結果はいつも一時的な要因だけによるものでないと知っているからです。筋肉はいきなりつくものでも、いきなり無くなるものでもありません。筋トレを通してあらゆる結果は日々の習慣、自分自身の考え方、行動で決まると実感しているのです。

もし失敗をしたならそれは自分に何か悪い習慣があったからなのか、悪い習慣による一時的な心の隙が原因なのか。そのことに気がつけばあとは強い意志で改善するだけ。コツコツトレーニングを積み重ねているトレーニーなら簡単なことです。

サラリーマン的、ライフスタイルシフト

悪い習慣とは。例えば、通勤途中にスマホゲームに夢中になることです。時間と通信料の浪費です。「ほかに何もやることがないのだから別にいいだろう」と思うかもしれません。しかし、やることならいくらでもあります。読書、資格試験勉強、瞑想。

私の場合、読書、資格試験勉強、ブログの下書きは電車でやります。

  • 時間が決まってること
  • 立って作業すること

この二つの条件がそろっているので、とても頭がまわります。はじめは集中できないかもしれませんが、イヤホンで音楽でも聴きながらやれば完璧です。

筋トレしようぜ

通勤時間で主体的な脳みその運動ができたら、あとは筋トレです。30分でいいです。はじめは週に1回でいいです。筋トレしましょう。とにかく続けることが大切です。無理しなくていいです。ただ、やり続けてください。習慣化してしまえばこっちのもの。放っておいても体が勝手に筋トレするようになるので、まずは続けてください。

筋トレをすると気持ちが前向きになります。周りに対して優しくなれます。まるで毎日お花に水をあげる感覚です。必要なものを与えてあげれば育ちます。それが自然の営みです。

筋トレにのめりこむと食事に気を付けるようになります。そして、体に優しいものを体が欲します。無理せずとも不健康そうな料理はおいしそうに見えなくなります。本当です。これが自然の営みに調和した良い習慣だと私は思います。

まとめ

  • 食事改善は、自分を見つめなおすこと。
  • 筋トレで「良い習慣」を身に着ければ、食事も気持ちも変わります。

以上、「好きなことを仕事にする」ではなく、「仕事をしないで好きなことをする」を目指す田螺マンでした。

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