【読書記録】#12|ホモ・デウス(下)

読書記録 #12 読書記録

こんにちは!たにしマン(@millionworkout)です!


読書記録といっても、本の内容全体をレビューするというよりは、個人的に響いた部分にしぼって記録していきます。

「ホモ・デウス(上)」に続いて、今回は「ホモ・デウス(下)」です。

現代の私たちは、「人間至上主義」の中で生きていると著者は言います。すなわち、人間の命、権利、自由がもっとも神聖で重要であるという考えが社会の根底にあるということです。

これが、テクノロジーの発展で大きく変貌する可能性があります。この本の中で紹介されているのは、「テクノ人間至上主義」「データ至上主義」です。

テクノ人間至上主義

将来 は、 アップ グレード さ れ た 上流階級 と、 社会 の 残り の 人々 との 間 に、 身体 的 能力 と 認知 的 能力 の 本物 の 格差 が 生じる かも しれ ない。

ユヴァル・ノア・ハラリ. ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来 ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 (Kindle の位置No.2896-2897). 河出書房新社. Kindle 版.

まずは、「テクノ人間至上主義 」です。

これまで人類は、階級による身分の差はありましたが、実際には脳も体も同じつくりをしていました。だから、革命やクーデターが起こったわけですが、これからは完全に別の生き物になる可能性があるといいます。

なぜなら、お金を払えば、細胞レベルでアップグレードすることができるようになるからです。

つまり、お金で寿命や知能指数を買えるということです。

こうなれば、上流階級と下流階級の差は埋めることができず、サルと人間くらい別物になるかもしれません。

サルと人間、どちらが幸せかはわかりませんが、少なくとも上流階級にいた方が選択肢は広がりますね。

データ至上主義

二 一 世紀 の 今、 もはや 感情 は 世界 で 最高 の アルゴリズム では ない。 私 たち は かつて ない 演算 能力 と 巨大 な データベース を 利用 する 優れ た アルゴリズム を 開発 し て いる。

ユヴァル・ノア・ハラリ. ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来 ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 (Kindle の位置No.3766-3768). 河出書房新社. Kindle 版. 

続いて、「データ至上主義」です。

これは、人間はアルゴリズム(データの処理装置)だという考えを前提としたものです。これまで、人間は外部のデータを取り入れ、「結果」(=感情)を出力する、最も高性能はアルゴリズムでした。

しかし、AIの発展によって、人間は最高のアルゴリズムではなくなると、人間の役割は終わります。

最高のアルゴリズム(AI)に必要とされれば、人間は存続し続けるかもしれませんが、そうでなければこれまで人間が絶滅させてきた生物同様、人間はいなくなることでしょう。

なんだか最後は暗い感じで終わりましたが、「謙虚さ」をもって静かに生きていきたいですね。

以上です。







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