音楽こそ最強の自己啓発ツール #1|『FAER』B’z

音楽に感化される男 #1 音楽に感化される男

歌詞は自己啓発本だ。

楽曲は、歌詞とメロディでできています。

私の場合、メロディから入って、ずっと聴いているうちに歌詞に引き込まれるタイプです。

ふとした瞬間に脳内再生される邦楽の歌詞について、なぜ共感できるのかを考えてみます。

皆さんがもし知らない曲であれば、ググって聞いてください。

初回はB’zの「F・E・A・R」にしました。

恐怖本能さえコントロールしてみる

そんなに怖いんなら そいつを利用してごらんなよ

なまくらな心臓に 恐怖の力で火を入れてみなよ

作詞:稲葉浩志

恐怖本能は人間が生き残るために昔から培っていたもの。それは行動の大きな動機になる。豊かになった現代人にとっては、副作用の方が注目されがちです。

例えば、原発の風評被害や、銀行の取付騒動など。恐怖に過剰に反応して、冷静な行動が取れない心理状況に陥ってしまうことです。

この恐怖本能を利用して人を動かそうとしている人たちも大勢います。今すぐこの化粧品を塗らないと将来シワシワになるとか、今すぐ1000万振り込まないと息子が大変なことになるとか。

しかし、他人から与えられる恐怖では動じない(というより冷静に考える)人が増えていていると思います。そういう社会に慣れていているからでしょうか。

同時に、本当に今すぐ行動した方が良いことであってもなかなか動き出せずに、言い訳ばかり考えてしまうことも多々あります。

そんな時は逆に、行動の動機として、主体的に恐怖本能を使うのはどうでしょう。そう言っているのがこの歌詞だと思います。

恐怖を利用して動き出すのです。

運動もせず怠惰に過ごしていたら、歳をとってからツケが回ってくることは明白です。しかし、今運動するのは面倒だし、なんとかなると、行動を先延ばしにしてしまいます。足腰がボロボロになり自由がきかなくなって最期を迎えるという恐怖から目を背けているのです。

そんな時は、恐怖を真正面から直視し、解決しようと試みてください。

恐怖から本当に解放されるには、目を背けることではなく、今すぐ行動することが必要だと気がつくことだと思います。

本当の敵は自分

見きわめろ 見きわめろ 見きわめろ

相手は誰なんだろう? そしてどこにいるのか

作詞:稲葉浩志

相手は自分です。そして、ここにいます。自分の中の弱い心、すなわち恐怖から目を背ける態度を改められるのは、自分しかいない。そういうことです。

”何もしないこと”はゼロではなく、マイナス。

ヒマだから 人の不幸で笑いたくてしょうがないんだろう?

失うことにおびえながら 少しずつ失っていくんだ

作詞:稲葉浩志

恐怖に立ち向かうために行動を開始すると、恐怖から目を背けて行動できない人たちに攻撃されることが良くあります。

それを一蹴するこの部分。本当に勇気をもらえるし、聴いていて気持ちいいです。

特に、『失うことに怯えながら少しずつ失っていくんだ』は私が最も共感する部分であり、自らの教訓にしているフレーズでもあります。

例えば、健康、資産、信頼。私の欲しいもの3つですが、先ほどのフレーズは、3つすべてに当てはまると思います。

健康。今の楽しい時間を失いたくないから、辛い運動や筋トレはしない。そうして過ごしていると時間が経つにつれ、気づかないうちに少しずつ健康を失っていく。結果的に、守りたかった楽しい時間を失うことになります。

資産。リスクをとった結果、損するのは絶対に嫌だから、株や投資信託で資産運用せず、預金しておく。経済が成長して、物価上昇率が政策目標の2%に向かっている間、金利0.001%の預金の価値は目減りする。

失いたくなかったお金は気づかないうちに少しずつ失われていく。

信頼。周りに変な奴だと思われたくないし、失敗するのが怖いから、自分からは行動しない。気がつくと何もしない人だと周りからの信頼は失われる(築けない)。

何事も怖かったら何もしないのではなく、解決のための行動を起こすべきだ。そのことを思い出させてくれるフレーズです。

計画通りにことが運ぶほど甘くない

計画どうりにことが運ぶほど甘くない

Dance with The Fear

予期せぬ珍事と手と手をつないでころがれよ

Dance with The Fear

作詞:稲葉浩志

ただ、行動を起こしたからと言って何もかも思い通りに進むことはありません。初めからそのことを頭に入れておけば、困難なことがあっても恐怖に支配されることなく進むことができると思います。

自分で行動するしかない。とりあえず筋トレ。

だれかのいいなりやってるならひっくりかえせ

Dance with The Fear

不満をたらたらたれながすんなら変えてみろよ

Dance with The Fear yeah yeah yeah

作詞:稲葉浩志

自分が行動しないことを他人や環境のせいにしていては、何も始まりません。犯人を見つけた時点で思考が停止するからです。

そうではなく、自分自身で行動し、環境を変えるしかないのです。

怖いこと、嫌なこと。時間が解決してくれることもあります。ただ、それは本当の意味での解決ではなく、また同じ恐怖に襲われる可能性を残したままの状態です。

怖いと思ったら、行動を起こすチャンスかもしれません。

まあ、とりあえずこの曲を聴きながら筋トレでもしてみましょう。恐怖は無くなり、行動を起こした自分が誇らしくなります。本当です。

Dance with The Fear!!!!!

おわりに

こんなに引用しまくって大丈夫なのか。まあそれはそれとして、自分が共感したり、勇気をもらえる言葉は大切にしていきたいですね。

特に、メロディーに乗っているとテンションも上がるし、脳みそに刻みやすいし、筋トレの時に聴けるし、音楽は素晴らしい発明だと思います。

以上、「好きなことを仕事にする」ではなく、「仕事をしないで好きなことをする」を目指す田螺マンでした。

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